黒猫にごはん。

BL好きの日々の糧。
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セブンティーン・ドロップス /砂原糖子 ill:佐倉ハイジ
丁寧に書かれた、ほのかに甘酸っぱい高校生同士の恋のお話。エロ味は極少ですが、満足いく読後感に砂原さんの秀逸さが光っています。受攻どちらのキャラもとても良い子達で、そのピュアな感じに、思わず、遠い過去を…

4403521231 セブンティーン・ドロップス
 砂原 糖子 新書館 2005-12

 by G-Tools
誰かを可愛いと思ったのはそれが初めてだった。江里口侑、小学校四年の始業式で広久の前に立った少年。すぐに彼は転校してしまうが、時が経ち、進学したばかりの高校で、広久は江里口と再会する。女の子より可愛かった彼は、背も伸びて見違えるほど男らしくなっていた。人気者の江里口。誰とでも仲良くなれる江里口。高校二年生、同じクラスになった江里口と、広久は初めて親しくなるが…?七年目の恋物語。


BLは、所詮ファンタジーですから…
と言う言葉を笠に着たようなお話も氾濫している中、この本は高校生の等身大の恋愛を淡々と描いているところが素敵でした。
こんな恋愛ありえるよね、と思わせるような設定に、遠い過去を振り返ってしまう自分がいて、何やら作者にしてやられているような気分に。
悪い気分ではないです。とても心地良い…こそばゆいような感じ(笑)

挿絵に佐倉ハイジさん。
これがまた本作の作風にとても合っていて、作品のイメージに牴岫瓩鯏困┐討れています。
イラストによって感化される部分の多くを、ハイジ絵によって更に増幅され、キャラがいきいきと頭の中で動く稀有な作品、その一つだと思います。

ハイジさんのゆるキュンな感じ、大好きです(笑)

小学生の頃の出会いから7年。
見違えるほど男らしくなっていた江里口侑。
でも、江里口はとてつもなく乙女な心根の持ち主。広久に対して抱く感情の揺れ動きはまさに少女のような…←とこれは言い過ぎですが。
セックスには長けていて、人当たり良く人気者。
世渡り上手、床上手(?)
人生そつなくこなして起用に生きているように見える江里口ですが、「恋」を知らない彼は、広久を思う自分の感情がどう言うものなのか気が付かないでいるのです。

一方、可愛い外見を持ちながら、ひかえめでおとなしく不器用に生きている広久。父子家庭の広久は、家事を厭わず、バイトに精を出し、父親を支え、弟(幸久。中学2年生。広久とは似ておらず、身長も横幅もがっちり健やかに育っている)の面倒をよくみる、生来の頑張り屋さん。お母さん的存在でもあるのだけれど、しっかりした考え方を持っている精神的には素晴らしく男前。

序盤、広久も江里口に対して抱く自分の感情が「恋」だとは気付いていないのですが、小学生の頃に一目惚れしていることは、読者の目には明らか(笑)
なので、江里口に対する自分の想いに気が付くきっかけが、告白を頼まれた同級生の女の子に対して抱く嫉妬心であり、自ら彼女を江里口に紹介するようなカタチで彼の背を押してしまう、広久にとって墓穴な行動が、何をも疑わない若さの中にある純粋さのような気がして痛いと思う反面微笑ましいとも思ってしまいました。

自分の感情に気が付いた広久が、江里口に対して一方通行な思いを胸に秘めながら、江里口の行動の一つ一つに一喜一憂する様には、きゅんとさせてくれること必至です。

修学旅行先での携帯のエピソードが、猯匹も悪くも疇鷽佑魴襪屬海箸砲覆蠅泙后自分の心の内で生まれ始めている不可思議な感情を、上手く処理できないでいる江里口は、広久が自分に知らせずに持っていた携帯の存在にプチ切れ。
どうして一番初めに自分に教えてくれなかったのか、友達ならすぐに教えろと。広久の幼馴染みの梅野にはもう教えたのか、そう言ってつめよりながらも何かを必死で制御するように、発露しそうな感情を押さえ込む江里口。
そして、使い方を教授するために操作した機体に何かを見つけて…

自分ばかりが映し出された写真のフォルダ
画面に並んだサムネイルの自分


こう言う隠し撮りって可愛いですよね。
(ストーカーじみているとちょっとヤバイですが…)
自分が高校生だった頃は、携帯はまだまだ大人のもつモノ的時代(←うわっ)
それを思うと昨今は、容易に画面の中に小さな宝物を隠せるようになったんだよね〜と感慨深く思ったりして…
とは言え、今現在自分の携帯の中のフォトフォルダのサムネイルは、ほとんどが食べ物とか風景とか、思い出の記憶ではなく、生活の記録ばかりになっていることが哀しのだけれど(笑)


と脱線しましたが、
こんな可愛い行動に出ている広久に対して、江里口は暴走し、江里口の暴走行為の中にどんな感情があるのか、広久はわからないまま彼の手でイカされてしまい…
そして羞恥に混乱して、江里口を突き放すような言動にでてしまった広久は、窺った彼の表情の中に、その行為に対して彼が「大したことではない」と思っているのだと読み取って胸を痛め、死んじゃえ、嫌いだと暴言を浴びせてしまうのです。

だから良くも、悪くも…

江里口の行動の真意は?
「恋」とはどう言うものなのかわかっていなかった江里口。
どうしても手に入れたくて、人の嫌がることをしたことのない自分が、卑怯なまねをしても欲しくて。自分のものにしたくて。
そんなにも好きなコなのに、泣かせて、傷つけて、汚い言葉を吐かせてしまって。

胸が締めつけられる思いに、江里口はこれが「恋」というものなのかと初めて気がついて。今更遅いかもしないけれど…そう思いながらも、江里口はカッコ悪い男になるための行動に出るのです。

カッコ悪い行動。
広久の住む団地まで出向いてくるのです。
(ライバル(?)梅野にわざわざ携帯のtel番を聞いて…)
ところが電話はつながらず…端から端に広久の名前を呼びながら部屋を探し、団地の真ん中で放置された自転車につまづいて、転び…

カッコいい江里口のそんなカッコ悪い姿にほだされて、広久は観念(?)したように江里口のもとへ(笑)

やっぱり、広久は男前でしたね。
そして江里口は可愛くヘタレていて…
うん。
お似合いの二人じゃないですか(笑)

続編「セブンティーン・キス」では、想いが通じた二人の後日談。
高校生らしく、想いが通じたからこそ抱える悩みや不安に揺れる姿が、学園祭の話を軸に描かれています。
またしても、がんばっている広久の男前度はさらにアップしています(笑)

脇をかためるキャラも魅力たっぷりです。
本編では江里口への告白を広久に頼み、続編では広久に淡い思いを抱くクラスメートの桜田亜矢、幼馴染みの梅野、江里口の母親、広久の弟幸久。

特に、ちょろちょろと顔を出しては、よいスパイスになっている幸久がいいですね。雑誌の中だけではなくて、江里口と対面する日が待ち遠しいです(笑)

このレビューをあげるのに、本を何回か読みかえしてしまいました…
一度読んだ本を再度読むことがそうそうない私には珍しく。

最近学生ものに魅力を感じなくなっていたと思っていた自分ですが、
牾慇犬發里北ノ呂魎兇犬覆なっていた瓩里任呂覆て、作風やシチュによっては十分心に響く作品はあるのだと、この作品を読んで改めて気がつかされました。

素敵な作品に出会えてよかったと思います。


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夏埜 * BL小説(砂原糖子)
5 Comments * 2 Trackbacks * 20:29
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コメント
夏埜さん、初めまして、こんにちは!
BL Diaryのpuriと申します。

この作品私の中で一番といってぐらい好きなので思わず飛びついてしまいました。なのにTBは弾かれてしまって(涙)また後ほどチャレンジしてみます。

>高校生の等身大の恋愛
本当にこれにつきます。
二人の不器用で一生懸命なところが切なくて…。
何回も読み直すたび、二人の純粋な思いに泣きそうになります。
ついでに自分の荒んだ心も洗われるような(笑)

砂原さんと佐倉さんの相乗効果も素晴らしく、何から何まで大好きな作品です。

初めましてで暑苦しいコメントになってしまいましたがこれからもどうぞよろしくお願いします。
2007/03/11(Sun) posted by puri
夏埜さんこんばんは〜。
すみません自分もどうしてもコメントしたいです・・・!!(笑
読み終わったというコメをいただいたときから
レビューを待っていました…!!ああ…もう一度読みたくなってきた…。
なんか自分まですごい嬉しくなりました。

ほんと素敵な作品ですよね。
背伸びしていない高校生らしさ…みたいな。
学生モノって結構敬遠している人多いと思いますが
この作品だけはどうしても勧めてみたいです。

男前なヒロが大好きなんです。
そしてヘタれている江里口も大好きなんです…!!

自分は前編の1番最後…
江里口が転校してしまった後のヒロの描写と…
後編の1番最後の「叶えばいいと思う」で必ずジーンと来ます。。
なんて恐ろしい作品なんだ…!!と思うくらい。

同人誌の方は手に入れるメドは立ったでしょうか…?
SSの方も…もラストでもう…思い出しただけで泣けてくるのです。
↑でpuriさんが言っているのですが
荒んだ心に潤いを与えてくれます…!!ええ。
幸久がまたいい味を出しているんですよね。
自分も大好きです。幸久。江里口の最大のライバルですよね笑

それでは!!
2007/03/12(Mon) posted by 倫
>puriさんへ

はじめまして!ようこそおいで下さいました♪
じつは、puriさんのお名前は各所でお見受けしておりまして、こっそりblogの方にもお邪魔していたのです(笑)

この作品も、倫さんのところとpuriさんのところとで愛の電波を受取って楽しみに読ませて頂いた作品でした!

>相乗効果
やられちゃったって感じですよね。
ピュアでキュンで心が温かく、目頭は熱く…

ホント、素敵な作品です!

こちらこそ、これからもどうぞ宜しく願いします♪


>倫さんへ

お待たせしました(笑)

作品が素敵過ぎて、頭がうまく廻らず(?)レヴュ完成までに時間がかかってしまいました(汗)

何だか、忘れかけていたものを思い出させてくれたような作品で、読後の余韻が心地良かった…

>「叶えばいいと思う」
これこれ!私もここでうるっともっていかれてしまいました〜
あと、黄色いトンネルの中で〜のくだりは、幸久がいい味だしているところも良かったと思うのです(笑)

>なんて恐ろしい作品なんだ…!!
同感です!

SSも手に入れました。読みました。
あぁ、SSの感想はもう少し待って下さいね〜
でもちょっとだけ↓

幸久の狸寝入り…江里口の乙女思考…以外と鈍ヒロ、
最後のシーンは…くぅぅ、
会いたいときにそこにいる…
ヒロ、あなたはやっぱり男前です。

ではでは(笑)
2007/03/12(Mon) posted by 夏埜
こんばんは!
その節は、砂原さんの作品、いろいろオススメして下さってありがとうございました!夏埜さんもオススメして下さったこの作品が2冊目砂原作品となりましたが、更に砂原さんが好きになりました!

>牾慇犬發里北ノ呂魎兇犬覆なっていた瓩里任呂覆て、作風やシチュによっては十分心に響く作品はあるのだと、この作品を読んで改めて気がつかされました。

私もです。高校生ものにもう感情移入はムリだ・・・ファンタジーとしてしか読めない・・・と思ってきた今日この頃でしたが、それは作者の筆致にもよるものだとまざまざと感じさせられました。

ほんとに出会えてよかった作品です!もう何度きゅ〜んとさせられたことか・・・。オススメして下さってありがとうございました(^^)今後もいろいろ教えて下さいね!

TBまたトライさせていただきます!
2007/08/07(Tue) posted by miku
>mikuさんへ

>更に砂原さんが好きになりました!
よかったです〜。

学生ものだと言って一くくりにしてはいけないのだと開眼した作品だったので、感情移入が無理だと思い始めた方にも読んで頂きたい!

そしてSD仲間が増えていくことは、嬉しいことです!

あのころの自分(←感傷的になったり?)を思い出しながら、まだまだ自分もこんな心根(きゅんとかドキドキとか)を忘れないように、キラキラしていたなぁ〜って思える作品ですよねvv

これからも、色々おすすめしちゃうと思いますが、ウザって思わずに温かい目で見守ってもらえると・・・

TBは気長にお待ちしております〜
2007/08/08(Wed) posted by 夏埜
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セブンティーン・ドロップス 砂原糖子ill.佐倉ハイジ
セブンティーン・ドロップス 初めてのレビューです。 投稿したら消えました。よっていきなり書き直しです。…[:ふぅ〜ん:] 砂原先生は大好きな作家さんのお一人なのですが、その中でも一番好きな作品です。 ネタバレしてません。
| BL Diary | 2007/03/13 8:37 PM |
セブンティーン・ドロップス
素敵なお話でした〜(*´▽`*)2005年に出てるじゃないか!なんでもっと早く読まなかったんだろう・・・。 セブンティーン・ドロップス砂原 糖子 (2005/12)新書館 この商品の詳細を見る あらすじ 誰かを可愛いと
| BL本の日記 | 2007/08/08 11:55 PM |
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